もう夏

メッセージのもう夏のレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
2.1
日曜日の夕方6時、床に座って鑑賞。
そろそろ空が暗くなってきたので、当初の予定通り満を持して再生。

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、同じく軍に雇われた理論物理学者イアン(ジェレミー・レナー)と共に「彼ら」が地球に来た理由を探っていく。

全体を通して静かで、起伏があるというよりは主人公と一緒にじりじりと結末に迫っていく映画。アカデミー音響効果賞を受賞しただけあって、「彼ら」の声だったり、空間に響く音が凄い。神秘的。
時間軸がシャッフルされた映像の断片を見せられ、曖昧なまま理解していた大軸が、序盤から張られていた伏線によって覆る瞬間が凄い

インターステラーと似てる感じ
インターステラーもそうだったのだけれど、物語の本軸はそっちじゃないってわかってても細かい部分が気になって感情移入できなかったんだよね。だって結末もさ、あれじゃ全然納得できないよ。SF映画あるあるなのだけれどさ、あのチートってなんでみんな気にならないんだろうね!
でも結末が予想出来なかったので、めっちゃ面白かった!!

私だったらこの仕組みを知ったら死んでしまう。というか選択肢は無数にあって日々刻々と変化しているはずなのに、なぜたった一つの未来を提示されるのか、全くもって不満である
でもその「人類には到底抗えない摂理」みたいな大きなものを表現したこと、そしてその中で人はどのように生きていくべきかっていうテーマ性は独特な雰囲気も相まって良く描かれていたと思う。

くすぐり銃

サンスクリット語で"戦争"はギャヴィスティ
語源は「討論」ではなく「牛を要求」

カンガルー
"理解出来ない"

ジェレミー・レナーは左利き

サピア・ウォーフの仮説
"思考は話す言語で形成される"

非ゼロ和ゲーム
non zero sum game

HANNAH

"Come back to me."

「でも時に流れがなかったら?」

「もし自分の未来が見えたら
選択を変える?」
「自分の気持ちをもっと相手に伝えるかな」
もう夏

もう夏