突然、エイリアンの宇宙船が世界中に現れるというワクワクする展開の映画。以前、同じようなB級映画を見ましたが戦闘機とのドンパチがメインでした。あまり有名では無い映画なので題名を失念。
本作はエイミー・アダムスやジェレミー・レナーなどの有名俳優さん達が出演しています。とにかく、本作は日本では宇宙船がお菓子の「ばかうけ」にそっくりという形状のいじられで評判になりました。しかし、内容はかなり哲学的です。
恥ずかしがり屋のエイリアンとの言語、それも文字によるコミュニケーションについてテーマが絞られている本作。
映画内でも「言語毎に考え方、思考に違いがある」との意味深のセリフがあります。
確かにフランス語では蝶も蛾も同じパピヨンという名詞を使いますが、日本語や英語では明確に異なる名詞を使います。このようにその言語を扱う人々の思考や慣習、物事の捉え方が分からないと、ネイティブのようにその言語を本質的に学ぶことは困難です。
同じ地球人同士でも困難なのに相手は宇宙から来たエイリアン！それでもエイミー・アダムス演じる主人公の言語学者は、エイリアンの言語を解読しながら粘り強くコミュニケーションを続けます。
とにかく、エイリアンは地球人とは時間の概念が根本から違うと分かるのですが、それから先は映画を見てからのお楽しみです。
アクションシーンは無いのですが、映画「コンタクト」を連想させる哲学的な内容が好きな方にはオススメです。
