ディズニー100周年企画で映画館上映されたので観てきました。私のピクサーTOP3の作品。アニメーションが素晴らしく、色彩が鮮やかで、素人目から見ても壮大な画角から街の風景の細かいところまで、ディテールの丁寧さに拘る職人技がみなぎっていて溜め息ものです。映画館で観れたらと常に願ってましたが叶いました！
オープニングからメキシコカルチャーとポップさ全開で可愛い。久しぶりに観てもワクワクします。
とにもかくにも、死者の世界の美しさよ。映画館で観たら、迫力満点でした。架けられた橋を見て、ミゲルと一緒に「わあ」って思います。作りも正にディズニーランド！（エレメンタルでは思えなかったので何か違いがあるんだろうなあ）
ストーリーは割と分かりやすく、ディズニーっぽいついていきやすさはあるものの、遺影が通行証明となるみたいな細かい設定の作り込みは、モンスターズインクと似た気持ちよさがあります。
脚本が良質でテンポも良く、サイドストーリーや脚色も楽しく、無駄がないです。大人も楽しめますが、子どもにも寄り添ってる内容であるところが堪らない。
でも何より、音楽が素敵ですよね！最初の方でミゲルがテレビ見ながら、ギター弾いているシーンは音楽への愛に溢れていて、その後のストーリーの骨子になります。そういった丁寧な描写の積み上げが好きです。エンディングも明るくて最高です。号泣必至。
原題は「Coco」ミゲルのおばあちゃんの名前、この作品の第二の主役です。
家族の絆。亡くなった先祖は見えなくとも繋がっていること、大切な家族を思い出し、子孫へ語り継ぐことの強さ、大切さ、儚さを押し付け感なく、タイトルをおばあちゃんの名前したところは気に入ってます。が、日本題名はこうするしかなかったのも分かりますw
Coco=家族も先祖も映画も忘れないで、と。ココ、って響きがシンプルに可愛くて丸い、凄く好きなタイトルです。
