鎌谷ミキ

リメンバー・ミーの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
5.0
【今年一番の滝泣き】

[あらすじ]ネット版
ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。しかし彼の一族は、ある理由で代々音楽を禁じられていた。ある日、ミゲルは先祖たちのいる「死者の国」に迷い込む。そして、そこで会った陽気なガイコツ・ヘクターと共に不思議な冒険を経験することになる。

[レビュー]
月曜親子鑑賞日になりそう。ジブリ置いてきちゃったから、Disney+でお手軽に…これが結果的に親子号泣通り越して滝泣きという新現象を生み出しました。文句なしの満点です💯

まず、ビジュアル。私はホラー苦手なくせにワンピースではブルック推しです(マンガ・アニメさほど詳しくなくてもワンピース海賊無双で知ってる)ということで、完全にビジュアルで本作を選びました。結局ガイコツ面白っ!てこと。人間行き着く先は白骨化なんですが、それをコミカルに描いているのが、めっちゃ刺さった!

'それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。'キャッチコピー通り、歌の力をとても感じるストーリー展開。最初から音楽を取り上げられてるいる反動で歌が沁みる😢終盤のヘクターの歌は日本語吹き替えなので藤木直人さんの歌声なんですが、滝泣きなのです😭そして、追い打ちをかけるラストソング…涙腺崩壊って、こういう時に使うんだよね🎵😿『SING』シリーズ超えたな、これは…ピクサー恐るべし。

人間の本来の姿✕歌声。それだけじゃないっ。"死者の日"という、メキシコの文化がきちんと描かれているのが素晴らしいのです。日本のお盆が、メキシコではお祭り騒ぎなんですね😆その違いを感じつつ。
本作はママ・イメルダ、行方不明のパパ(ここは亡くなっている)
その娘のママ・ココ(主人公のひいばあちゃん、ここから存命)、エレナ・リヴェラおばあちゃん、父、母、主人公のミゲル・リヴェラ。ということで、死者と存命人物との関係および先祖と主人公がどうやって"死者の国"を過ごし、何を得たのか。ダイレクトな答えに、観客は心が震え、いろんなことを各々思い返すのです。

例えば…私は実家にいたおばあちゃんっ子でなんでもおばあちゃんと一緒に過ごすのが好きでした。入院した時は毎週面会に行っていました。ひ孫の誕生をとても喜んでいました。言葉がしゃべれなくなっても、表情の少しの変化しかなくなっても、子どもを連れて行って会わせました。そして…わんわん泣きました。この日が来ることはわかっていたのに。もう、とまりませんこの感情…二十歳のお祝いに買ってくれたヴィヴィアン・ウエストウッドの腕時計、バンド壊れても今も置いているよ。時だけ刻んで。

ストーリー展開もいいですが、私は"先祖を敬う"という根本的なテーマが大好きです。冒険もファンタジーも勿論。本作を観て、お墓参りをする人も増えるんじゃないでしょうか(私は毎年彼岸ごとに、先に亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんに手を合わせています)

『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督だったか!次の劇場鑑賞はマストですね✨

「(映画観てきた中で)今までで一番泣いた」長男の感想をそっと置いておきますね。うんうん。

この興奮状態でpostしたかったんだ(⁠。⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧
眠れない!!↓
鎌谷ミキ

鎌谷ミキ