ミゲルは家族が祖先のトラウマで音楽嫌いにもかかわらず、音楽家の故デラクルスを崇拝し、隠れてギターを演奏していました。死者の日にミゲルが高祖父だと推測したデラクルスのギターを使うと、死者の世界に行ってしまい、という話です。
孫がギターを弾いただけで、ギターを祖母に壊されるなんて想像がつかないくらいミゲルの家族は音楽家を志したミゲルの高祖父や音楽を毛嫌いしています。ミゲルの高祖父が音楽家になる夢を追いかけた結果、うまくいかなければ帰ってくるだろうし、うまくいけばお金を送るだろうに、どうなってんだと疑問に思います。
故デラクルスのギターを弾いたら突然死者の世界に変わります。ミゲルは死者の世界を冒険しますが、祖先の外見が違ったり、特徴的な設定も若干ある程度です。ミゲルの祖先はミゲルのことを知っているし、他の死後の世界の人もミゲルに優しいので、わざわざ死者の世界を作る必要があるのか疑問に思います。
ミゲルはデラクルスに会う理由ができ、ある程度早い段階で再会します。やはり裏があったのは分かりましたが、ミゲルと取引をしたヘクターがただのお調子者だと思っていましたので、なるほどと思いました。
死者の世界に行く必要があるか疑問でしたが、先祖の誤解を正すことができるのであればとても良いですね。観ていくと先祖は生きている人のだれかが覚えていれば自分の周りにいてくれるという良い設定です。成功者が必ずしも人格者ではないことがすぐに分かればよいのですが。
最後に設定上ママイメルダの猫のペピータが空を飛ぶし、強いし、飛べるのでずるいなと感じました。あれで死後の世界の人の階層ができてしまいますよね。
