観ればまた違って聴こえてくる「リメンバー・ミー」
ミュージシャンを夢見る少年ミゲル。
しかし、彼の家は代々音楽禁止をかかげている。
衝動を抑えられないミゲルは教えを破り町の舞台で歌おうとするも、死者の呪いを受けてしまい…
歌と音楽で作品を作り続けていたディズニーとは相反する音楽反対のキャラクター達とは、また斬新な設定だなーとは思っていましたが、いいアクセントでした。
禁止されても歌いたい、奏でたいというミゲルの情熱が、より夢の力を感じさせてくれます。
歌はもちろん、魅力的だったのが「死者の国」でした。
天国でもなく、地獄でもない。
死んだら平等に行くことになる場所というのが、良かったです。
生者の世界と死者の国を繋ぐ、マリーゴールドの花びらでできた橋も素敵でした。
なによりその国の街並みが美しく、そこで暮らすガイコツたちも楽しそうで、うっかり死ぬのも悪くないと思ってしまいますね！（←え
そしてピクサー最新作を観る度に思うのですが、CG技術のクオリティが本当すごい。
今作はストップモーションなのではないかと思ってしまう程の実体感がありました。
特に、ラストあたりのココばあちゃんのシワ‼︎
ここが上限じゃないかという考えを毎度超えてくるので毎回新作は楽しみにさせてもらっています。
今回、TOHOのフリーパスがあり、せっかくなので字幕と吹替の両方を観てみました。
ディズニー映画に限っては割と吹替の方が好きなのですが、今回は字幕版の方が歌が好きかもしれません。
さすがアカデミー賞で「This is me」を破ったほど！
心なしか字幕版の方が終盤にすすり泣く声が周りから聞こえてきた…かも？
