一つは「死」をテーマに、そしてもう一つは「音楽」がテーマに。
メキシコにある死者の日から着想を得て、ピクサーが「死」とは何かを考えた。その答え、一つの欲がここに。
物語の中でも「死者の日」を舞台に、音楽の魔法がかかって死者の国と繋がる。
リメンバーミーはココのために作られた曲だった。そしてママ・ココの純粋さが心に響く。
原題は『COCO』、つまり主役はミゲルではなく、あくまで物語の仲介人として描かれている。
ただ、誰もが感情移入できる存在として子供目線(ミゲル)で描くことに意味があり、さすがピクサーだなと感じた。
生者と死者の世界、心の美しさ、映像の美しさに魅了されました。
人は死んだときが終わりじゃない。
人に忘れられたときに消えるのだ。