この映画は期待を大きく超えて号泣してしました。
映像、歌、ストーリー、この3点に置いて、ピクサーの圧倒的実力を見せつけられた感じでした。
とにかくメキシコ文化に対する敬意を感じました。美しい映像は、メキシコらしい色使いで、死者の日に備えられるマリーゴールドのオレンジが素晴らしく綺麗でした。また、ピクサーには珍しく歌がたくさん出てきましたが、特に主題歌のリメンバーミー （Recuérdame ）は素晴らしかったです。心に響く歌詞とメロディーに感動しました。しかし、リメンバーミー の日本語版は少し残念な感じがします。
死というテーマを大切にしていて、尚且つ暗くなりすぎず、前向きに捉えているところに感動しました。
死者は生者の心の中で生きているという比較的ありふれた考えをここまで感動的に、斬新さも踏まえて描けることに関心しました。
家族を大切にしよう、生きているこの時間を大切にしよう、家族との思い出、友達との思い出を大切にしようと思える映画でした。
ピクサーの最高傑作といっても過言ではないと個人的には思います。
