ぴょん

リメンバー・ミーのぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

んん〜〜いい話!!
時代を超えた家族の深い絆と音楽でみんなが繋がる、ひたすら良いお話。
舞台はちょっと昔のメキシコ。1年に1度先祖の霊が家族に会いに来るという『死者の日』の話。日本で言うお盆みたいな。
家族から禁止されているけどどうしても音楽に魅了されてしまうミゲル。今は亡き伝説のミュージシャン、エルネスト・デラクルスに憧れて、こっそりと隠れ家に持ち込んだ大好きな音楽の品々に囲まれながら手作りのギターを奏でる。
大好きなミュージシャンの映像を目をキラキラさせて見ながら、それを真似てギターを鳴らすミゲルがかわいい。物心付いて初めて夢中になるものを見つけた男の子って感じで愛しい。撫でたい。

明るくカラフルな死者の国や鮮やかなマリーゴールドの橋なんかの映像美も素晴らしい。
あと日本語吹替版ミゲル役の石橋陽彩くんの声があまりに魅力的で聞くのにしばらく没頭した。この声がなければこんなに何度も見たりサントラを購入することもなかったかもしれない。
単純に歌唱力もずば抜けているし、スコーンと高く突き抜ける美声が気持ちいい。
男の子だから近い将来というか既になっていそうだけどこの高いキーは出なくなっていくのだろうなあと思うと儚くて切ない。けど音源を残してくれたことがありがたくて仕方ない。素晴らしい声。

以下みんなも感じるであろうあるある。
・真実を知ってからデラクルスが歌うリメンバーミーを聴くと重みのなさに気付かされる
・原題の『COCO』の所以がわかって涙
・メキシカンな情熱的な音楽が全部素敵
・真実を知ったけど「えっ何それこれまで私が家族のために奮闘してきたことや成し上げてきた歴史はなんやったん!?」って脳内で恐らく思って意地を張ったまますぐに許しきれないママイメルダがかわいい

2019.02.07 追記
どこかでジャケットを見かける度に何度もまた観たくなって遂にDVDを購入したので☆4.5から☆5に引き上げ。名作。
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