ヌーベル・バーグの中心的存在だったジャック・リヴェット監督の長編デビュー作。脚本も本人。パリの女子大生が闇の陰謀組織の秘密を探るミステリー。
1957年夏、進学でパリに来た女子大生アンヌ(ベティー…
ヌーヴェルヴァーグの兄といわれながら、監督デビューが最も遅れたジャック・リヴェット監督の長編映画監督デビュー作です。
観るとその理由は非常によくわかります。
他の監督がジャンル映画でデビューする事が…
隣人のパラノイアめいた主張から始まり、見え隠れする組織の影を詮索していくうちに自らも霧の中へ入り込んでいく。
最後まで堂々巡りで見えてこない。
ジャックリヴェットこれが初鑑賞なので作風の変遷も意…
このレビューはネタバレを含みます
今と違う、一夜の革命を信じていた時代。
陰謀に囚われ、さらにそれに加担した主人公の兄を殺してしまうあの女の優しさや余裕のなさ。和田まんじゅうが言うところの、「こうなっちゃってる」状態。
自由を求めて…
ジャック・リヴェットの長編デビュー作
迷路のようなパリの街
難解でまさに迷路のような映画だった
メリーゴーラウンドはこの映画の要素も含まれてたのかな
おそらく何も解決されてないままのラストの湖の白鳥…
「メリーゴーラウンド」と続けてみると、いかにスランプ期の作家がデビュー作へ還帰するかを知れて楽しい。すっとぼけた様相が顔を覗かせない分、むしろズラウスキーあたりの陰謀映画を思い浮かべながら見ていた。…
>>続きを読む陰謀論的な映画というか映画的な陰謀論というか。上演の挫折、失われた録音テープの行方、謎の自殺の背後に蠢いている誰のものでもないパリを支配するなにか=われら? そもそもそんなものが存在するのか? 喜劇…
>>続きを読む まるでヌーヴェルバーグの声明文のようなタイトル。真面目に陰謀論をやっていて面白い。
劇中で描かれる謎の組織に対して「この30年で手法も変わった」という台詞があったが、フランス映画史に目を馳せれば…
「まとまりがない。でもそれでいい。全てはつながっている」一応そんな感じの生態系ができかけてるけど会話のリズムがいまひとつでシリアスすぎる。これは良し悪しだが、テーマが前傾化してるから複雑系映画として…
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