鍋レモン

二人の鍋レモンのレビュー・感想・評価

二人(2007年製作の映画)
3.2
⚪概要とあらすじ
ショートフィルム。

妻子と幸せな生活を送っていたジョー(ベネディクト・カンバーバッチ)は、主治医から余命宣告を受ける。打ちひしがれたジョーは、残されてしまう家族のためにある決断をする。そして、ならず者のため疎遠になっていた双子のチャーリー(ベネディクト・カンバーバッチ)を呼び出し...。

⚪感想
切ないけれどパワフル。

ベネディクト・カンバーバッチの顔は同じであるけど全く違う一人二役を上手く演じきっている。

ある程度あらすじで展開の想像がつくものの演技と演出、映像で良い作品に作り上げられている。

セリフはほとんどないけれどあらすじを知らなくても内容は理解できる。

映画だから描ける切ない世界。



⚪以下ネタバレ



家族のためを思って入れ替わったジョーだけど、奥さんにとっては受け入れられないし、幸せだとは思えない。病気で死んでしまうことがわかっていても最後まで見送れるとの方が私は幸せだと思う。

でも、もし私がジョーの立場だったらバレないことを前提とするならそういう行動を取るかもしれない。妻を悲しませ幼い子供を残して生活を遅らせるぐらいならチャーリーに変わりに幸せにして欲しいと思うし。

最後の奥さんとチャーリーの表情が良かった。真実を知らない息子もまた。

⚪鑑賞
YouTubeで鑑賞。
鍋レモン

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