ツクヨミ

ピアニストを撃てのツクヨミのレビュー・感想・評価

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)
1.5
監督2作目として詰め込みすぎた結果いろいろと散らかりすぎたフィルムノワール。
フランソワ・トリュフォー監督作品。"大人は判ってくれない"に続くトリュフォーの2作目を見てみた。
まずオープニング、めちゃくちゃ明暗が強い映像の中起こる事件がフィルムノワールかと思うぐらい。ゴダールの2作目"小さな兵隊"よろしくトリュフォーもアメリカB級映画に愛を捧げる2作目を撮っていた。
しかしなんかいろいろとと散らかりすぎ、なんか事件起こしてそうな兄貴とその弟のピアニストが主人公、そこにめちゃくちゃな女性関係が絡み、またよくわからんギャングに追われるぐちゃぐちゃストーリー。あと展開というか時が進むのが早すぎて正直ついていけないというか、後半になるにつれて一体何をやってんのかもわからなくなってくる。
まあ一作目"大人は判ってくれない"がわりかしリアリズムでわかりやすい代物だっただけに、今作でアメリカ映画に対するオマージュをたっぷりやりたいというのはよくわかった。しかしもうちょっとうまくまとめられなかったのかという意見が強くでてしまう。
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