Miz

ぼくのエリ 200歳の少女のMizのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



スウェーデンの寒さ、雪と暗さに寂しさがある。

物語はとても独善的というか、世界の狭い話。
音楽の情緒的過ぎるところにちょっと引き気味で見始めていた。

僕と君さえ良ければ世界は幸せというような、この自分勝手さで彼らには生き延びてほしい。自分以外の世界が自分に対してやってきたことを思えばそういう結末になって当然なのだろう。

流石に人を殺すとなるとそこまでしなくてもとは思うけど、美しさと切なさと寂しさとが入り交じる。

世の中にはすごい俳優がゴロゴロいるなぁ。オスカーとエリすばらしい。


子供の体の細さは脆さに見える。
バーを上げるシーンやプールで溺れてるんだかわからないあの立ち泳ぎのシルエットには共感するものがある。


寂しい夜には最適な映画。
Miz

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