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ぼくのエリ 200歳の少女のfoのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2023/07/05
U-NEXT にて視聴、かなり前から見たかった作品。最初の30分ほどは北欧の冬を感じさせる描写が淡々と続く。オスカーの青いリンガーtやカーディガン、それに対するエリの赤い服が対比的だった。エリがクッキーを食べて吐いてしまい、そこをオスカーが抱きしめるシーンが良かった。あとエリの吸血鬼感がやばい。途中パパが飛び降り自殺をした後に顔半分が溶けていたので目を見開かざるを得なかったところで、パパは昔のオスカーなんじゃないかと思った。そして、オスカーのお父さんとその友達が酒飲んでタバコを吸ことに対するオスカーの寂しさの描写が喫煙者になると見方が変わって見えた。子どもから見た酒や煙草に逃げている大人は弱い。結局エリは女の子ですらなく去勢された男の子だった。そんな過去さえも抱えてオスカーはエリを愛しているというのはバッドエンドな気がする。結局エリのお父さんのように老いて死ぬのではないか。
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