このレビューはネタバレを含みます
月見バーガーを食べながら。
このジャケットで勝手に季節は秋だと思っていたけど、
雪の降る寒い国のおはなしだったのね…
まさかの壁紙。
タイトルだけは聞いていて、
藤本タツキ先生の『さよなら絵梨』の元ネタだと知って、絶対観なければ…
と思って早一年。
思っていた以上に切ない…
残酷で哀しいけど、
心が掴まれて離れられない大好きな作品になりました。
*以下雑感
・ホーカン、エリの側にいて何年目?!
散歩道に近い森の中で採集するのはダメでは…?!
ワンちゃんに吠えられたり、血のボトル置いてきちゃったり…
自分を見てるようでやきもきした。
・ほんで硫酸足りなくなるなんて…
でも、最期エリに会えたのだから絶対に幸せなんだと思う。
・癖強い人が多い…
ずっとお酒飲んでる。
めちゃくちゃ猫飼ってる。
オスカーパパの友人なんか怪しい。
筋トレ教えてくれたコーチはいい人。
いじめっ子のレベルが高い。
・吸血鬼って、そんなに身体的特徴や違いはない設定なんだなと思ってたら
病院の壁登ったので超びびった。
食べ物や日光が合わないとかのデメリットだけじゃないのね…
そして、よく聞く「招き入れてもらわないと家に入れない」がきっちり守られてて、
さらにそれを破るとどうなるか…という証明のシーンもあって
闇と血の世界で生きていかなければならないエリの悲壮感が感じられてとてもよかった。
・永い時を生きてきたエリは、厭世的で残酷、でも純粋。
長く生きていても12歳で時が止まっているからかな?
もしオスカーが一緒に生きることを選ばなかったら殺していたのかな…
・吸血鬼の超人的な力で果たされるいじめっ子への報復。
広いプールと全てを見せない構図…
あんなに静謐かつ残酷なシーンは初めて観た。
(正直かなりスッキリ…!
一人助かっていたように見えたけどどうなんだろう)
・こんなに可愛いモールス信号の使い方他にあるか〜〜😭
ホーカンと、エリに襲われたおばさんの末路をオスカーがいつか辿るかもしれないと思ったら辛い…
血の採集やお金の問題で何度も辛い目に遭うはず。
居場所を無くしたふたりが、いつまでかは分からないけど
いつまでも旅を続けてほしいと思う。