ぼくのエリ 200歳の少女のまゆのレビュー・感想・評価

画がいいし切ない。
2人はただ自分を守ろうとしてきただけなのに、血にまみれ、社会から爪弾きにされるのが本当に辛い。
じんわりと来る絵の良さが、ワンシーンワンシーンを名シーンに引き上げている。
細かい部分で言えば部屋の明かりを消すシーン(ヒキ)、大まかにはエリの父親との別れ、虐められるシーンで何も言い返さないのも良かった。
あとグロイシーンが、おおむねヒキで映されていたが、これは残酷な画を見せないことで作品全体の美しさを底上げしているのだろうか。