ふぇすて

ぼくのエリ 200歳の少女のふぇすてのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

こどもの世界。

エリは「ずっと12歳のまま」と言ってるけど、見た目だけじゃなくて中身もだなとちょっと驚いた。ラストの短絡的さがまさにこどもだし、こどもでしかありえない残酷さ。でも人と接しないで生きてたらああなるか。仮に200年生きてようが大人になれないのかも。12歳のオスカーに恋をしたのも頷ける。

エリの協力者への態度を見る限り割り切って人を利用するだけで冷酷で無慈悲なのだろうなと思ったので、オスカーの血を見て激しく葛藤したり、彼の態度に一喜一憂するところ、少しでいいから理解してと嘆願するシーンにびっくり。急にめっちゃいじらしくて。人に執着したの、初めてだったのかな?

気になってウィキペディア読んだらちょっとこれは気がつかなかったなと思う設定が多かった。
説明不足とも思うけど、もろに描かれてたらてんこもりで散らかって見えたと思うので、これでよかったんじゃないかと思う。

エリの容姿ももろヴァンパイアでなく、ミステリアスくらいで服もふつうなところがよかった。
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