千年女優

キングコング:髑髏島の巨神の千年女優のレビュー・感想・評価

4.0
1944年、太平洋戦争で空戦中に南太平洋の島へ不時着し、そこで巨大な猿らしき生物を目撃したアメリカ兵マーロウ。1973年、上院議員を説得して人工衛星ランドサットが捉えた未開の島「髑髏島」へ地質調査で訪れた特別研究機関MONARCHのランダらの一行が、前人未到の地での冒険を経てキングコングに遭遇する様を描いた怪獣映画です。

日米が誇る巨大生物であるゴジラとキングコングの共演を描く『モンスター・バース』シリーズの第二弾で、コメディ映画『キングス・オブ・サマー』でデビューしあジョーダン・ヴォート=ロバーツが監督を務めて、前作のゴジラに続いてキングコングの誕生を「『MCU』のS.H.I.E.L.D.?」と思ってしまう豪華なキャストで盛り立てています。

謎の思想で動く危険人物が物語を動かす大味な『ゴジラ』編に比べて物語の軸がしっかりとしていて、全人未踏の密林で行われるコング探索はアドベンチャー映画としても十分以上の出来です。もちろんコングの描写も見事でヘリ部隊との対決も太古の巨大生物との対決もスケールが大きく、来るゴジラとの対戦を心待ちにさせられる一作です。
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