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キングコング:髑髏島の巨神のkuuのレビュー・感想・評価

3.6
『キングコング:髑髏島の巨神』
原題 Kong: Skull Island.
映倫区分 PG12.
製作年 2017年。上映時間 118分。

1933年に製作された特撮映画の古典『キング・コング』を筆頭に、これまでにも数々の映画で描かれてきたモンスターの王者キングコングの起源を、コングの故郷である髑髏島を舞台に描いたアドベンチャーアクション大作。
トム・ヒドルストンが調査遠征隊の隊長コンラッド役で主演を務め、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリーらが共演する。

神話の中だけの存在とされてきた髑髏島が実在することが判明し、未知の生物の探索を目的とする調査遠征隊が派遣される。
島内に足を踏み入れた隊員たちは、あちこちに散らばる骸骨や、岩壁に残された巨大な手跡を発見する。
やがて彼らの前に、神なる存在である巨大なコングが出現。
隊員たちは為す術もなく、凶暴な巨大生物から逃げ惑うが。。。

正直、今作品にはあまり期待していなかった。
故に今頃になっての視聴になった。
ただ気取った効果のゴっタゴタにコネくり回す映画なんかなぁと思てた。
また、過去のキングコングを冒涜するんちゃうかと。
しかし、それは多少は当たってたが、大半は間違っていた。
冒涜よりも冒険を重んじてたかな。
巧みなCGIエフェクトもさることながら、ベトナム戦争についてのアメリカ人への非難や、時には地球の自然を放っておいた方がエエ、そうせんと将来もっと大きな問題に直面すんで~ぇ、なんてことを思い出させてくれる点は、過去の偉大な怪獣映画にも通じるモンを感じたっすわ。
気候変動と現在の人類への明確な寓話。
こないな深い意味を持つ映画であっても、根本的には面白くてバカバカしい効果のある映画でもあったし、その当たりは冒涜に抵触しかねへんかなぁとは思う。
もちろん、コング映画のように、美女と野獣的な側面もある。
ストーリーテリングと映画のアクションは、スリリングで見ていて気持ちがヱかった。
いくつかの素晴らしいエバーグリーンソングが映画のアクションとCGI効果を大きく、ほんで、かなり楽しい方法で滑走してました。映画の冒頭では、誰が物語の悪者で、コングに殺されるために稼ぐか非常に明確やったし。
実際にコングは、島の住民の残りの部分を安全に保つ物語最大の孤独なヒーロー(すべての方法で)でした。
物語は、非常に愚かで、脳なし効果ゴロゴロですが、ただ一介の科学者がいきなりマシンガンブッぱなせるかって!!
でもまぁコング事態有り得へんのやし、クレイジーなシーンは簡単に笑い、可笑しな点は画面に突っ込み入れながら観る点で映画を家で楽しむ醍醐味となってました。CGIエフェクトは個人的には素晴らしかったし、そのバカバカしさには信憑性がないことはない。
この映画の最大の教訓は、
人間ての自然界最大の怪物であり、さらに大きな破局に直面する前に、教訓を学ぶべきだということ。
ある意味、地球や自然にとって人類は悪性の癌ともとれなくない。
人類が癌なら、新型コロナウイルスや他の人間に害を及ぼすモノは地球や自然の自助作用なんかも知れへんなぁ。
今作品は、面白いCGI映画であり、新しいコングの物語がよくできていると個人的には思います。
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