歩葉戸路素

キングコング:髑髏島の巨神の歩葉戸路素のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

モンスターバース第2弾にして最高傑作!
いわばまさに、モンスターパニック映画好きの為に作られた作品
ピータージャクソン版は原作に忠実で素晴らしい名作だったが本作はかなりオリジナル要素多めでドラマが気薄なのが特徴
コングと人間のロマンスや悲哀みたいなのは影を薄め、B級怪物映画へ先鋭化したと感じた…!
個人的にはピータージャクソン版よりこっちのが断然好き

印象的なモンスターが多数出演していて
竹の脚したヘンテコな蜘蛛、巨大トナカイ、巨大タコ、大木に擬態したバッタ、スカル・クローラー…と見ていて飽きないのが素晴らしい!
それらに機関銃めった撃ちするサミュエル率いる脳筋軍団も良かった
コングがまだヒーロー化する前の話なので独特の緊張感アリ!
髑髏島の食人族じみた部族もインパクト
(竹蜘蛛に串刺しにされるシーンどう見ても食人族パロディやんけ)
何よりこの映画の利点は『画面が明るくて見やすい』という部分!!
これネタじゃなくてマジで褒めてるから…!!
ゴジラ(2014)、KOMも傑作なんだけど、画面の暗さ故に怪獣が何してるかイマイチ掴み辛くてね…(ゴジラvsコングでは改善されていたが)
『見やすい画面』というのはモンスター映画最大の加点ポイントなのである!

ストーリーはかなり大味で人間ドラマとかあってないようなものだが
大戦で生き残った兵士と息子の再会をエピローグでやるパートは中々感動的
コナンドイルの失われた世界を彷彿とさせる髑髏島の大冒険に面倒なイザコザは不用である…!
歩葉戸路素

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