ケロッグ

キングコング:髑髏島の巨神のケロッグのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作よりは好きだった。モンスターパニックもの。反戦映画としてのメッセージがわかりやすかった。分かりやすすぎる気もするが。
演出的にクサさを感じるシーンがチラホラある。
敵の怪獣の造形があまり好きじゃない。強そうにも見えない。
時代設定が結構前なので、トムビルトンやブリーラーソンがもう出て来れないのが残念。

サミュLLジャクソンが重要な役を担っている。ベトナム戦争から撤退したことで、最後まで戦えなかったことから、これまで死んだ仲間の命が浮かばれないと思っていたときに、護衛の話が来て、コングに会うことで、コングをソビエト連邦に重ね、やりきれなかった思いをコングにぶつけることになる。仲間の仇を取るため、途中で引いたら死んだ仲間が浮かばれないため、戦い続ける。ここが、この作品の肝だと思う。この考えを持っている限り、戦争は無くならないし、終わらない。そして、やっぱり戦争は何も生まないよねというメッセージを感じた。