なお

キングコング:髑髏島の巨神のなおのレビュー・感想・評価

4.2
「モンスター・ヴァース」第2作。
キングコングを主題とした作品としては8作目にあたり、2005年公開『キング・コング』(主演:ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラックほか)以来12年ぶりの新作。

✏️ビール・ホットドッグ・カブス
いやなんか…予想以上に良かったんですけど…?

フィルマのレビュー評点もそこまで高いとは言えない★3.6(2024年5月現在)であり、失礼ながらあくまで新作鑑賞のためのマラソンの中継地点としか捉えていなかったけれど、「モンスター・ヴァース」の作品の中ではダントツで好き。

その高評価を牽引してくれたのが、豪華キャスト陣。

ブリー・ラーソンかわいい~。
トム・ヒドルストンかっこいい~。
サミュエル・L・ジャクソン渋い~。
…え、この映画、我々MCUファンのために作りました?

思わずそう言いたくなるくらい、個人的に眼福な主要キャスト陣が、コングが住まう絶海の孤島・髑髏島で決死のミッションを遂行する。

本作のテーマは単なる「人類vsコング」という構図ではない。
髑髏島で繰り広げられるモンスター・パニック映画として非常に出来とテンポが良く、またキャスト陣の安定感ある演技のおかげで最初から最後まで安心して映画に集中できる。

また劇中には感動ポイントも多数。
髑髏島に住まう先住民族(?)との交流や、第二次大戦中は憎き敵同士であったはずの日本兵とアメリカ兵の間に芽生えた友情。
個人的には、このアメリカ兵ことハンク中尉の存在なくして本作は語れないと思う。

興奮と感動のアクション巨編、2時間切りのコンパクトなサイズ感でよくぞここまでまとめた。

☑️まとめ
本作のポスト・クレジットでは、「モンスター・ヴァース」としての前作『GODZILLA ゴジラ』との繋がりを示すシーンも挿入され、いよいよ一つの世界観を共有するシリーズ作品としての位置を確固たるものとした。

ゴジラよりさらに歴史の古い怪獣「キング・コング」のリブート作品として、また「モンスター・ヴァース」作品の転換点として、シリーズのターニングポイントとなる作品となったことは間違いないだろう。

ところで余談。
コング調査チームに加わったアジア人女性のあの方は…何か映画会社のお偉いさんのお知り合いとか娘さんとかなんですかね…?
なんかどうひいき目に見ても劇中大した活躍をしてないような…

唯一ケチをつけるならばその点くらいだろうか。
一人だけ全然服も身体も汚れてないし。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★★

🎬2024年鑑賞数:33(17)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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