oden8

リザとキツネと恋する死者たちのoden8のレビュー・感想・評価

4.9

者 oden8

愛とは、喜劇であり悲劇でもある。笑いと涙で溢れているじゃござりませんかい。

なんだぁ〜💘このファンシーな雰囲気は🙉💕スキスギルンデスケロ~www
演出が兎にも角にもカワイイのですよん。この作品の世界観が堪んねぇ〜のよん。
あの死体マーキングだらけの部屋とか最高やん🙉💘www

物語は"愛と死"を滑稽に且つ真摯にファンタジーとして描かれているんやけど。
その描き方がなんともアメイジングなのよね。
日本語を使うタイミングとかも秀逸で。日本人より、日本への愛と魅力を感じさせてくれる。それは言葉であったり風景や日本人が大切にしてそうな思想。それに忘れかけている"侘び寂び"かなぁ。
それを異国の方が異国の感覚で、こうも
素敵にアレンジしてくれてはるのが感慨深いよね。魅せ方が素敵やん。

些かの皮肉めいたスパイスが効いてはるところも憎たらしいぐらい好き。
雰囲気と世界観も徹底されてはるのねん。

"無私の愛"とは。あらゆる煩悩に塗れた僕には、些かチクッと心を抉らる気持ちにもなるけど。大切にせなあかんよね。

主人公のリザが、めちゃくそキュート。好きです。些か夢見がちで天然ちゃんなトコがあるけど。そこがまた可愛らしいよねん。守ってあげたくなるよね〜。
それと、ゾルタン巡査の魅力。あぁ…理想の男性像だよ…あんさん。
この人の存在に、ずっと癒されてまう。
この人こそ"侘び寂び"男爵なのではないだろうか。

この物語のキーパーソンのトミー谷も最高。って、誰やねん!?からの…彼の楽曲の素晴らしさね。
昭和の歌謡曲を現代的にチューンナップした感じが、ノスタルジーな雰囲気を帯びてていいのよねん。歌詞がリザちゃんの心情や理想とリンクしてるから、余計に良く聴こえちゃう。
彼の嫉妬の炎も、過去の自分を観ている様で…今なら笑える。

僕的には、極上のファンタジー。でありながらも、そこには"愛"についてが丁寧に繊細に描かれいて好感マシマシ。

"愛とは…実に…暗黒の迷宮だ"
by おヒゲがダンディでカワイイ制服が似合うオッサン

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 5
Architecture(構成) 5
Picture(画) 5
Acoustic (音) 5
22-395
この作品は、真剣にマイベストムービーに入れたい案件。でも…外す作品も選べねぇ…
oden8

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