camuson

リザとキツネと恋する死者たちのcamusonのレビュー・感想・評価

2.2
2015年のハンガリー映画。
日本かぶれのアラサー女子リザが主人公。
日本の妖怪(九尾の狐)と昭和歌謡とを組み合わせたコメディ作品。

主人公の女性は、日本かぶれが度を過ぎて、
往年の若かりし日本の歌謡スターの幽霊が見えるようになります。
この幽霊が、実は妄想ではなく、狐が化けたもので、
主人公の恋路を邪魔して、相手を次々と殺してしまうという話です。

うーん。ベタベタのコメディをやるなら突き抜けて欲しいんですよね。

ちょっと女性が好みそうなファンシーな味付けの小綺麗な映像だったりするのですが、
笑い以外のところで保険を打っているように感じてしまいました。

なるほど「アメリ」の影響が大きいと思われますが、
なるほど同じように苦手な作品でした。

日本人歌謡スターを演じた彼は日本人とデンマーク人とのハーフのようです。
この映画で彼だけが美形です。
ま、主人公のアラサーもそこそこの美人と言えますが。

日本の歌謡スターのレパートリー曲には結構力が入っています。
60~70年代のグループサウンズ的なノリの良い曲が多いのですが、
日本語の歌詞もインチキではなくちゃんとしていて、こだわりを感じました。
そこは評価できます。
作詞・作曲も日本人雇ったのでしょうかね。気になります。
camuson

camuson