アリ

リザとキツネと恋する死者たちのアリのレビュー・感想・評価

3.6
大阪アジアン映画祭であんなに評判になっていて見逃したのが悔しかったのに、まさか登録すらされてないとは意外でした。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭でようやく見たのですが。
いやー、面白いです、けど、意味が分からない!(笑)
ほとんどナンセンスのような、オカルトコメディというか、ミステリーとかロマンスというにはあまりにも突飛な設定。

ハンガリーで小説のような恋を夢見るやや危うげな女性が、日本の歌謡歌手の亡霊と仲良くしているのですが、彼女の周りの人間が次々に不審死をとげていきます。
狐の呪い?と悲しむ彼女を捜査する刑事が深入りしていくのは、ああ、あるあるって感じなのですが、こう書いていても筋があっているのか全く自信がありません。

いうなれば、おとぎ話や怪談のツッコミどころを全部そのまま、どころか強調して実写化するようなアプローチ?
故意犯的「ニッポン」描写のようで、中途半端な日本の観光地センスよりよほど「日本」を感じるようでもあり、ほんとに不思議な味わいでした。
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