よくもまあ、登場人物全てをここまで不快に描いたもんだと感心した。
死刑囚と結婚ごっこして満足する女、何かとキレまくり、いちゃもんをつける父、宇宙人のような母、仕事を失い、クロスワードパズルにも飽き…
すごく気分悪かった
獄中結婚については 実際の事件の犯人死刑囚と結婚した女性がいたことから それがモデルになっているとのことで
その星野という女性もまた 狂気的というか 理解しがたい執着のある人…
三浦友和さんの嫌な古い感じがお上手でした。息子の稔もお父さんも許すことはできないけど、みかんの苗木を見るお父さんの目を信じたくもありました。
家族3人で最後の晩餐の話をしているシーン、ぎこちないけど…
異常殺人者が生まれる背景にはいびつな家庭環境がある、という典型的な視点があって、それをわざわざ描くことにどれほどの意味があるのだろうか。もちろんモチーフになったであろう実際の人物が、ある種社会が作り…
>>続きを読む昨日は「池田小事件」から23年。
これはその事件をモチーフにした作品だ。
単なる胸糞映画ではない。
凶悪事件を犯した男。
その犯罪者の父、そしてその家族、獄中結婚した女、皆、何かが世界と合ってない…
これはキツイなあ。
一つ間違ったらどこでも起こりそうな脆さを突いている。
次男は働かないことを非難され、鬱屈した人間になっていく。
期待された長男はリストラを誰にも言えないで、精神が崩壊していく。…
犯罪事件をモチーフに作られた作品。親父は多分いい家庭を作ろうと本人は必死でやってたんだろう。よくありそうな話から少しずつズレが生じてきて、気づけば大きなギャップとなり、埋まらなくなる、
どいつもどこ…
(C)2016「葛城事件」製作委員会