着の身着のまま

葛城事件の着の身着のままのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
4.2
次男(若葉竜也)の喋り方はちょっと自分に似ている。実際次男だし。他人と思えないところもいくつかあったので、フィクションだけどゾッとした。
救いのない映画だけど最後まで観たくなる力のある作品だった。派手ではないけどインパクトのあるシーンがいくつもあって。最後の晩餐、公園で飯を食う長男、景色のいい介護施設の母親など。最後のシーンも刺さった。死ぬも殺すも生活と地続きなのかもしれない、と。
この前百円の恋観たばっかりだけど新井浩史って凄いいい役者だったんだな。今更だけど。どっちの映画も全然違う役なのに板についていた。あと長男の奥さんはサッドティーに出てた人。内田慈さん。いい味出していた。