Donatello

Hidden(原題)のDonatelloのレビュー・感想・評価

Hidden(原題)(2006年製作の映画)
3.2
フェラーリとヘヴィメタル好きの悪事の限りを尽す悪の人寄生型異星人と、それを追ってきた宇宙刑事のような地球外生命体が同じく人の体を借りて人類そっちのけで戦うという、80年代の名作(迷作)SF『ヒドゥン』。

海外からディスクを取り寄せている知人に見せてもらった購入リストに"Hidden"の文字を見つけ、
「このヒドゥンて、あのヒドゥン?」
「そう。あのヒドゥン。スカルスガルドの息子の方が出てるやつ」
「貸して」
という感じになるのも当然なくらい好きな、愛すべき洋画劇場常連SF傑作な訳ですけどもね。

カイル・マクラクランさんのあの役をアレクサンダー君がやるのかぁ、とか考えてましたけどね。

渡された袋を家に帰ってから開けてパッケージみて、
「そうそうコレコレ!親子3人が地下で不安そうに上を見上げてるこの雰囲気がまさしくヒドゥ…ってなんでやねん!」
ってなった感じの、ココまでの前置き全く関係ない、地下シェルター映画です。

人にものを尋ねる時は詳細までちゃんと聞かなければなりませんよええ。

とは言え観てみると、初っ端からもう既にシェルターにインしていて、序盤こそ無駄に驚かせる展開があるだけの「このまま有耶無耶に終わらせる系か」と考えていたものの、終盤怒涛の展開でちょっと予想外。

ヒドゥンってそういう意味かよ。

まぁ個人的にシェルターものは『テイク・シェルター』が至高ですが、『ディバイド』よりは面白かった気がするので、90分以下で見られますし、アレクサンダー・スカルスガルド君が好きな方なんかはご覧になったらいいと思います。
ちなみに異星人は関係ありません多分。
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