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ロシアン・スナイパーのknmのレビュー・感想・評価

ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)
3.5
「同志少女よ、敵を撃て」から本作にたどり着いた。

■恋愛の描写が非常に多く、今まで戦争映画でそんなの全くもって見たことがなかったので(そもそも女性兵士が描かれていないけれど)あまりにも非現実的ではないかと疑問だったが、そうでもしないと自分が人間だということを忘れてしまいそうになるのかな、、と。戦場にいる兵士たちも、私たちと同じ普通の人間だったんだということを表してるのかな。

■トラウマに震えるシーンは多くなく、基本的には主人公自身が闘うことを好意的に捉えているように見える描写が多い。実際は戦後アルコール依存で亡くなってる彼女だからこそ、もう少し戦後の部分を描いてほしかったかなぁ。もしかしたらそもそも日本では当たり前である反戦、という要素を作品として意識していないのかもしれないけれど。。
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