めたわに

ボーダータウン 報道されない殺人者のめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

メキシコの国境の町フアレスで起こる未解決の女性の殺害事件(被害者5000人以上!)に挑む、女性新聞記者ローレン(ジェニファー・ロペス)の奮闘を描く。

例によって社会にはびこるクズの権力者が引き起こす事件。金持ちによるレイプ、隠蔽する企業家、警察、自由貿易締結を見込む両国の政治家の思惑が、犯罪者をのさばらせる。しかも被害者は日当5ドルの女工。
アメリカのシカゴ新聞社の記者ローレンはフアレスに取材に。そこで数多くの被害者と腐った権力者が。犯罪を暴くも、今度は政治的圧力をうけた、新聞社上層部から記事の掲載にストップが。

この新聞社ネタ映画あるあるですが、報道が広告収入に頼っている現状、大口の広告主の意に反する内容の報道は出来ないですよね。これはほんとどうにかならないものか。第三者機関でもある報道が、金や権力の言いなりになっていては意味がない。このジレンマも映画でよく扱われますが…

映画としてはアルアルネタ、雑な作りも見受けられるが、ローレンの元カレであるアルフォンソ(アントニオ・バンデラス)が凶弾に倒れた後、ローレンはフアレスに残り戦い続けるというエンディング。
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