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花物語バビロンのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

花物語バビロン(1997年製作の映画)
3.6
シネヌーヴォのおかげで、空族の過去作品をコンプリート出来そうな状況で感謝、感謝です‼️

1997年のこの作品は「空族」を名乗る前なんで、極初期の作品ですね。

帝国主義の欧米列強が、中国や東南アジアの国々を支配するために、いわゆる「クスリ」をどのように悪用していったかを、映像とセリフと膨大な文字情報でガンガンぶつけてくるという内容。

登場人物のセリフと文字情報が、ぜんぜん内容は違うにも関わらず、同時並行でガンガン発信されてくるので、頭の中で追いかけるのが大変😆

でも、あの淡々とクールに表示され続ける文字情報を見ていると、なんか逆に「好き放題やりやがった欧米列強に対してふつふつと湧き上がってくる怒り」のような凄みが感じられて、8mmで撮影された映像の荒々しさとマッチして、とにかく「怒ってる」し「ハラワタ煮えくり返ってる」映画だと思った🤔

政治性と暴力性が最高の形で合わさった瞬間のパンクミュージックを食らった時のような興奮がここにはありました‼️🔥
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