義民伝兵衛と蝉時雨

花物語バビロンの義民伝兵衛と蝉時雨のレビュー・感想・評価

花物語バビロン(1997年製作の映画)
3.2
かつてあった国家主導の麻薬産業(イギリスのアヘンなど)。他国の人間を麻薬中毒にして大金を儲けた。それは戦争に発展し奪い合い殺し合った。戦争というものが目に見える形で開戦されるまでは私たちにははっきりとは見えない世界規模の争いと営利目的な邪悪なシステム。それとは打って変わって私たちの目の前にはっきりと見えているのは日常の生活。気がつけば麻薬中毒にされていたり、戦争に巻き込まれていたりと、兎にも角にも流れに身を任せることしか出来ないのが世の中というもの。それが今も昔も未来永劫変わらないであろう世の中のシステムであり人々の生活。

凄く前衛的な作風。脳をフル回転させてもついていけない様な作風で、頭をぐちゃぐちゃにされた。笑