バナバナ

破門 ふたりのヤクビョーガミのバナバナのレビュー・感想・評価

2.8
原作小説『疫病神』シリーズ、第5弾『破門』の映画化。

二宮と桑原の関係が、もう知ってるよね、という感じでほとんど説明がなく始まります。
原作の第5弾の筈なのに、二宮の方は桑原をそこまで尊敬、信頼してないんですね。それがどうしてか?という部分は本作では全く描かれていないので分かりませんでした。

桑原は腕っぷしも強いけど、語学にも堪能で、英語や中国語も話せるインテリヤクザ。
原作を読んでないので、本当の桑原のイメージは分からないが、蔵之介さんが演じるのは似合っていた。
ただ、武闘派というのが少し違和感があったけど。
テンポの良い詐欺物だが、最初の方で詐欺に引っかかる手口をもう少し丁寧に見せてくれた方が、ストーリーに入りやすいと思った。

とにかく桑原がスーパーヤクザなので、ヤクザでなく金貸しでも成功しそうなのに、なぜヤクザをやっているのか?
という説明が全くなかったので、消化不良でした。
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