ハネケは昔『ピアニスト』を観て失笑し(しかしイェリネクの原作を読んだ今にしてみれば、あの露悪的な悪趣味ぶりは本質的なものでもあると思うが)その後観る気がまるで失せたのでこの『ハッピーエンド』は2作目…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ハネケがハッピーエンドといったら、ハッピーエンドなわけがない。
ファニーゲームも全然,ファニーじゃなかったし。
三世代にわたる家族の話。
祖父は娘に会社を譲り、ボケかかっていると言われているが、…
ハネケ監督のハッピーエンドは絶対アンハッピーエンドなんだろうな と皆さんのレビューも同じで安心しました。
過去作品と比べるとだいぶ緩やかではあるけど、13歳のエヴが中心になることで不安定でザワザワ…
割と短尺で見やすいのだが、倫理観や定説を抉ってくるので感情が忙しい。
劇伴もなく淡々と進む描写とは裏腹に、不安定な家族関係が逢着する“期待通り”の結末にむべなるかなと思わずにはいられない。
ただ…
そうか、これは『愛、アムール』の前哨戦的位置付けなんだと納得。
大人たちは愚かで滑稽。爺さんもエヴも死にたくなるよね、そりゃ。
白い壁のレストランで白い装いの人も多い中、黒人ってやっぱり、その色の対…
ハネケ×ユペールpart4、とはいえユペールちゃん様は脇の拗らせマダム&マザー(似合うわ)なのだけれど。
自分本位で噛み合わない家族のパズル、といった感じ。ハネケみ溢れる遠景固定長尺ショットが多用…
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