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ベルリン・シャーミッソー広場のtakのレビュー・感想・評価

3.7
大学時代に熊本市立図書館で催されたドイツ映画上映会で鑑賞した一本(詳しくは「67番地の子供たち」のレビュー参照)。

中年の建築家が、ベルリン市街地再開発の反対運動をやっている20代の女性と出会う。そんな二人のラブストーリー。二度の結婚に失敗を経験している彼が、彼女にメロメロになっていき、年齢を感じさせない大胆な行動に出るのが面白くて。彼女の部屋から見える家の壁に落書きで愛の告白。

恋すると中年男ってこうなっちゃうのか…と、当時20代の僕は思った。そーなんよ、青年。恋は男を少年にしてくれるんよ。当時の僕に言ってやりたいw

建築家が主人公だからなのか、窓から見える風景が多用されていた記憶がある。フレームがある風景。それが不思議と絵になっていたんよね。

しかし世代が違えば考え方はやはり食い違う。それが原因で広場を去るラストシーンの余韻がよかった。そんな印象が残っている。
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