ビースト・オブ・ノー・ネーションのhorsetailのネタバレレビュー・内容・結末

映画の最後、主人公がカウンセラーにむけて自己の体験を語る場面で終わる。魚眼レンズほどではないが、背後の直線が樽型にゆがむレンズで、周辺光量落ちも落ちていて画面の四隅が暗くなっている。カウンセラーは主人公に自己の体験を言葉にすることを求める。主人公は戦場とは異なりさっぱりした身なりで、戦場では見せなかったような冷たい目つきでカウンセラーを見下したような目で見る。
語りえないことを語ることを求める相手に向ける目つきとはこういうものなのか。