miku

ビースト・オブ・ノー・ネーションのmikuのレビュー・感想・評価

4.6
非常に重いけど観れてよかった
アフリカ内戦の子ども兵の彼ら視線の映画。
家族を失い、行き先のない1人では生きていけないいわゆる弱者の子供たちを洗脳のように仲間に入れ込み、人を次々に殺させ子どもたちの心が壊れていくのがこの2時間でじわじわ描かれてて凄かった。
あと、最後の方の彼から語られる(ちゃんと覚えてないけど)
「これまで僕のしてきたことを話すには僕もあなたも悲しくなる。でも将来について考えるときはただ幸せになりたいんだ。」
このセリフは印象的。幸せになることが当たり前の様に生まれてくる子供たちと、幸せになることを願うことさえ出来ない子供たちがいること。正直、この映画観て世間一般は国連が正義のように語られるけど果たして国連が正しいのかも政府が正しいのかもしくは武装化した市民が正しいのか、全然分からなくなった。きっと誰もわかんないんだろうけどね。私たちに何ができるかさえ正直分からないけど、同じ地球で生きてく上で、きちんと世界で何が起こってるのか知る必要はあるな〜。そう強く思いました。
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