このレビューはネタバレを含みます
自分はこの作品に対して点数をつけるのに違和感があったので、点数はつけません。
少年兵を描いたリアリティ溢れる作品。
内乱はどっちにも大義名分があってただただ救われない。
最初はいろんな音楽やリズムで溢れていた生活も徐々に無くなり、やがてほぼ同じ音楽に染まっていく。最初は自由に表現豊かだったのにね。
少年兵の問題は現実としてあるで問題。捕虜にされた子どもが大人の中で戦争に対する意識をすり込まれて一人の兵士として育って行ってしまう。そこがとてもリアルに描かれていた。
世界大戦中?だったかに作られたここまで広がった小型銃。兵士へと教育されていく場面。
後半で作中にあったように、兵士を辞めて自分の村に戻ったとしても、教育を受けていないだけじゃなく戦犯として差別に苦しむ。一度兵士になってしまったらその他の人達との普通の暮らしはとても難しくなる。戦争の中で育ち生きた子達は、その世界が自分のこれまでの全てだったからまた戦争へと向かうサイクルができてしまう。
最初はタバコや薬物にためらっていたアグーも徐々にその世界に溶けていき、それが普通となって摂取し始める。実際にタバコを吸ってるとことかリアルで拍手。
初めてキメた時の戦いのシーンはハイな状態を草木の色で表現されていた。
草むらでもはっきりと人が見える。観る側にもわかりやすく伝わる。
水が袋で渡されているのは紛争地域ならではだと思う。
文脈ぐちゃぐちゃだけど、思ったことをそのまま書いてこうなりました。失礼。