MoscatoBianco

ビースト・オブ・ノー・ネーションのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

2.5
この映画の原作は小説(フィクション)ですが、フィクションではない元少年兵の自伝を読んだことがあります。
その本の感想には「怒りと憎しみが子どもを獣に変え、ドラッグが痛みと恐怖を麻痺させる」と書いていました。さすがのワイもふざけていません。

自伝に比べるとこの映画は綺麗です。正直ありがちです。
全然ビーストじゃないですね。神と対話できてるし。正気を保てています。
実際はドラッグの影響もあって、精神が崩壊しがちのようです。獣のように喜んで人を殺します。
精神が崩壊した状態での行為でも、記憶には残ります。その後保護されて精神が元に戻った時に、その記憶が甦ります。
ドローンやミサイルではなくて、実際に目の前の相手を銃や刀剣で殺した記憶ですからPTSDもひどいです。
でも子どもなので直るのも速いです。
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