アインシュタインの忘却簿

ビースト・オブ・ノー・ネーションのアインシュタインの忘却簿のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アフリカの内戦
父兄を目の前で殺され、反乱グループに捕らわれた少年は、人を殺さなければ自分が殺される環境で生きていくことになる。

少年が初めて人を殺した時の台詞が頭から離れなくなった。

神様 私は人を殺しました
最も許されざる罪です
でも思うのです
これは正しい行いだとも

戦争が終わってからも少年は闘い続けた

赤ちゃんと同じで上手く話せないから
僕が黙ってると大人は思ってる
でも僕は赤ちゃんではなく老人だ
彼女こそ子供だ
僕は実際に戦ったが
彼女は戦争が何かも分かってない

僕は将来を考えてる
恐ろしいことを目にして
僕も恐ろしいことをした
もしそれを話したら僕が悲しくなる
あなたも悲しくなる

これからの人生ただ幸せになりたいんだ
もし僕が話せばあなたは思うだろう
僕はケダモノか悪魔だと
どちらも僕だろう
でも僕にも母さんがいた
父さんも兄さんと妹も
みんな愛してくれた

こんなことを子供に言わせる戦争は本当に良くない。
少年がただただ幸せになってほしい。