この辛い現実を終わらせるには死ぬしかない。
子どもに戻りたい。
そう少年が言った。
そう言ったことは私にあっただろうか。
いや、一度もない。
当たり前のように少年時代を過ごし、
家に帰ると家族がいて、
普通に学校に通い、部活をして、
そんな日々が生まれる国でこんなにも違うなんて。
今も世界のどこかで同じようなことが起きている。私たちが知らないだけで。
でも知っていても止めることができない歯痒さ。
どうすることもできないジレンマ。
でも知ることは大事だ。
知ることで何かが変わる、変えることができる、そう私は信じている。
