田中田中

とびだすプリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリの田中田中のレビュー・感想・評価

2.5
現在放送されているTVアニメ作品中、瞬間最大キ印度が最も高い値を叩き出す『プリパラ』。日曜朝の女児向けコンテンツという名の羊の皮を被った異形のナニカ(現在、放送枠は平日夕方へ移動)。

で、鑑賞前は、何であじみどころかちゃん子も大神田グロリア校長も活躍しないんだ!いい加減にしろ!的感想書いたろと準備してたらそれどころではなくw。

ライブシーンとトークコーナーを交互に展開するバラエティー番組要素の強い歌番組を模したような構成。
で、このトークコーナーがTVアニメ版でも見たことがない低頭身デフォルメデザインのキャラクターで動きも少なく、硬直したレイアウト、素っ気ない背景等で展開されていて、実に低カロリーな制作を如実に物語る何とも面白くない出来。手抜きだろと感じてしまう。いや、みれぃの裁判の下りでは笑ったかw でもTVアニメ版の方が笑ったしなあ。

まあ、個人的にプリパラの歌を単独で聴いたりすることはなくて、クレイジー要素に注目してニコ生なぞでTVアニメ版は観ているので、改めてスクリーンで集中して観たら歌けっこうイイなとか(口ずさみたくなったw)CGこれくらいはやってたのかとか気付けたのが良かったかなあ。

なお、来年春公開予定の全編オリジナルストーリーによる劇場版は初期『ミルキィホームズ』シリーズでも知られる森脇真琴監督、ふでやすかずゆき脚本コンビによるとのことで、TVシリーズでもキチ回担当にしてついに大エース当番といったところ。どこまでカオスにめちゃくちゃにやってくれるか見ものだ。

つかミルキィ劇場版、『逆襲のミルキィホームズ』と公開時期弱冠被ってるけどいいのか、色んな意味でw 検索したとこミルキィの方は森脇総監督とのことで制作的には大丈夫なのか。
何はともあれレフトフィールドアニメを嗜む向きには堪らない春になりそう、いやなるといいな、なって欲しいなの念を込めて。

あと関係ないけど書きますね。書くなって言われても書きますね。
TV版登場時も一部で騒然となった稀代のクレイジーキャラ、黄木あじみ。ニコ生アンケでも番組満足度95%前後がデフォなところ、初登場時の回で第1話以来となる90%以下の数値を記録していて、キチアニメ慣れした紳士淑女方にも受け入れ難いほどの衝撃であったことを表していて笑ったんだけど。
中の人が上田麗奈なんですな。てさぐれシリーズ園田萌舞子(そのたもぶこ)他として一作品で数十役こなすことを強いられ、ハナヤマタで認知度が高まり、キレイな方向へ行くかと思いきや此方側へ戻ってきたのは実に感慨深く。
wikiで見たとこ太字表記もそこそこあって、アニメ映画ファンへは11月公開、伊藤計劃の『ハーモニー』御冷ミアハ役で認知されることもあるだろうし。

wiki見てたらキャスティング協力とクレジットされていた81プロデュース所属で、それって赤﨑千夏(ちゃん子/ファルル)と同じとか発見もあったけどこの辺で。
田中田中

田中田中