遺伝子操作による選民思想の時代で、自然妊娠によって生まれたヴィンセントは生まれた時点で社会不適合者の烙印を押される。彼は宇宙飛行士になりたいという夢を持ちながらも、両親や遺伝子操作により社会適合者として生まれた弟に無理だと反対され続ける。それでも決して諦めず、立ち向かい続けるヴィンセントに感銘を受けた。
生まれながらに遺伝子による優劣はついても、その先の運命までは操作できない。そして遺伝子が劣ってたり、社会的環境や立場が低いからといって不可能なことはない。ヴィンセントとジェロームを見ているとそう思うし、2人が運命や環境に立ち向かいながらもお互い認め合い助け合う姿が素敵。その気になればなんだって出来ると背中を押してくれる作品。