ソニア

ガタカのソニアのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

前から気になっていたのに加え、ビフォアサンライズ→ビフォアサンセットに続き、若き日のイーサン・ホークを眺めたくて鑑賞。

ユマ・サーマンとの共演だなんて自分得でしかないしなぜ今まで見てこなかったのが謎なところ。

この2人はこれがきっかけで結婚したのも有名。

頭も良く、運動もできて、病気にもならない親の思い通りの子供を産むことができるようになった未来の話。
全ての人間は適正と不適正に分けられる。不適正の烙印を押された主人公は、適性者のみに許される宇宙飛行の夢を胸に、適性者と偽って組織に紛れ込む。
派手なアクションなどはなく、淡々と難関を潜り抜けるヒリヒリ感、そして周りの人間と繰り広げられるドラマを味わう作品。
イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウという極めて目に良い3人が織りなす会話や絵面に釘付けになる。
ジュード・ロウに与えられた、才能に恵まれながらも周囲の期待とのギャップに悩むという役に思わず考えさせられる。
当たり前のように成功を期待される世の中になってしまうのは果たして理想の世界と呼ぶことができるのか?そこで夢は持てるのか?

全くスポ根映画ではないが、夢を持ち続ける大事さを問うてくれる作品。最後の炎の中の銀メダルは、照らされて金メダルになっていた。
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