迸る情熱と悲しみを内に秘めながらずっとクールなユージーンがすごく素敵。
彼の人生をもっと大小のスケールで観てみたかった。ジュード・ロウはかっこよすぎるし。
私は努力信仰はあまり心にひびかないけど、そんなひと言で片付けられないほどにヴィンセントも、ユージーンも努力してる。その姿を観てるともしかしたら遺伝子が支配しきれない可能性を人はリアルに秘めてるのかも…と少し絆された。
それ以上に、こんな管理社会でもヴィンセントの存在に心動かされる人がいるのは、現状の人類に希望を持った描き方だと。
ブレードランナーみたいなSF全開の近未来模様も大好きだけど、こんな風に地に足着きそうな、想像しうる近未来的な世界観もすごく好き。
「風にさらわれた」はいつの日か、然るべきタイミングでやってやろ〜。