朔

ガタカの朔のネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

遺伝子で優劣が決まる世界で、遺伝子的には優れていないヴィンセント宇宙飛行士になるために遺伝子的に優れたジェロームに成りすます。

人間の可能性を感じさせる映画やった。才能がなくても、環境が悪くても、覚悟と情熱さえあれば覆せる。だって遺伝子レベルで決定された優劣でさえ覆せるんだから。ちょうど就活が始まる自分にとって、勇気をもらえる作品でもあった。例えば学歴で負けてる相手にも勝てるということ。

1本の映画として、すごくまとまっていたと思う。ストーリーも良かったし全員のキャラも良かった。そして終わり方も綺麗やった。今までは他人になりすますことで認められていた男が、最後にありのままの自分を認めてもらえるという。そもそもあのタイミングで偽らずに自分を出した勇気がすごい。とても濃密な100分だった。

全体通しての感想だけになったけど、1シーンずつ感想書き留めたいぐらい全シーン面白かったし、全てのシーンに意味があった気がする。見返す度に新たな発見がありそうで、絶対また見たい。
朔