ユカートマン

ガタカのユカートマンのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
3.9
人権の授業にて鑑賞。これは遺伝子操作についての話だけど脳死やヒトクローンといった生命倫理については本当に考えさせられる。とりわけ中絶問題は何かと急進的なイメージが先行しがちで若い女の子たちのファッションアクセサリーに成り下がってるフェミニズムが応用されるべき。優生思想はこんな極端な話じゃなくても日常生活のいたるところに潜んでいて差別を助長するものだから恐ろしい。ホロコーストとまでいかなくても相模原の事件があったわけだし。先天性の心疾患があるので自分を主人公に投じてしまい観てて辛かったが、不適合者なら不適合者らしく気楽に生きていきたいので不謹慎なことをいうとBL映画を見てるみたいだった。特にラストのジュードロウ。無機質で新しくも古いセットがすごい良かった。
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