SORA

ガタカのSORAのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

はじめから終わりまで静かに終わっていく。
なんだろうな、悪くないんだけど良くもな言っていうのが見終わった印象。
アンドリュー・ニコルってTIMEの時も思ったんだけど、設定は凄く面白いんだよ、でもその設定を生かしきれないまま終わってる感じがする。
神からの授かり物ではなく、人が作り出す時代になって、遺伝子差別がいたって普通になった世界。ほんとうに近い将来起こりそうで、戦慄が走る。たしかにこれを18年前に撮ったのはすごいと思う。でも、その描き方が悪くいうと古くさくて未来の世界のようには感じられない。

あと、この映画良くも悪くも男臭い。弟とビンセントの確執とか、決着の付け方が海で泳ぐとか、ジェロームとの友情とか友情とか友情とか。それか少し理解し難いと思ってしまうんだな。努力は報われるよ!っていう、スポ根感。でも、そこまで努力が報われてる感じもない。そこに固執するよりもっと描くことあるんじゃないのか?説明が少なすぎると感じるのは私の理解力が乏しいからなのか。
殺人事件も上手くいかされてないし、局長も当て馬みたいな。
たぶん監督の中では全てがうまく繋がってるのかもしれないけど、全部とって摘まんだみたいな印象。
それと、なんかこじつけがましいとこがある。ええんやけど、だから物語に入り込めない。

一番気に入らないなは、最後。やっとこさ自殺を決意し、本気で死ににいったジェローム。これもどうなんだ。死んだらいいのか?ビンセントの為の死が美しいのか?二番コンプレックスだったジェロームはビンセントなら夢を託せるの?一番じゃないよ彼。

最後辺りで実は主人公はいろんな人に支えられてたんだなーと感じたけどだからそれがどうなるわけでもない。うん。なんなんだ。

イーサン。6才のボク~のお父さん役だなんてみてる間はきづかなんだ。

ガタカみてて一番感動したのはジュード・ロウ若いな、かっこいいな。いまじゃナイスミドルすぎるからな。
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