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ゴジラvsコングのtoxinのレビュー・感想・評価

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
4.8
ゴジラが好きです。
ヒューマンドラマを描くのもゴジラ。
肉弾戦プロレスを描くのもゴジラ。
キングオブモンスターズより人間視点が弱くて、怪獣のプロレスがメインな上にライバル意識やプライド、怪獣視点の色んな感情が強く、賛否あると思いますが、私はこのゴジラも好きです。
ゴジラより、コングのバックボーンが大きく映し出されてますが、コングも好きです。どっちかってよりコングの方が人間臭くて良いバランスだったと思います。
一見ゴジラがヒールで、コングがベビーフェイス、正義側にも見えるのですが、

いやいや、どんなに悪者ぶってても我らファンはゴジラが好きで、ゴジラを応援すんだよ。過去には白目剥いたゴジラも居たけどなんだかんだファンに愛されてんのよ。

いやでも待て。こんなに丁寧にコングの描写をしといてコングに感情移入しないだろうか、いやする。コングの負けたく無いって気持ち、めっちゃ伝わってくる。

コング頑張れ!あ、でもゴジラの負ける姿も見たくない、頑張れ!うわぁぁぁぁぁどっちが勝つんだぁぁぁ!!!
こうゆうゴジラも好きです。「結局ゴジラってなってれば何でも良いんじゃねーか」って言われてしまうかも。しかし、私は「ゴジラのこの姿が観たい」訳では無く「ゴジラを軸にどうストーリーが進むのか」が好きなのです。長年続いたおかげで色んなジャンルのあるゴジラは、パワフル、救世主、脅威、自然、科学、威厳や神秘、未知、etc…といった様々な要素を持ち合わせています。
この巨大な幻影を、どう作品に活かされていくのかを観たいんです。
一応、ハリウッド版は世界線が続いてるので、キングオブモンスターズの続編として、言ってしまえばギャップ萌えって感じました。キングギドラの時と違い、アイツに負けたくないでもアイツの強さも認めてる、そんな漢の闘いな一面もある。こうゆうゴジラも好きです。
所々、設定やら規模がガバガバなのは、まぁご愛嬌ということで。とどのつまり、細かい数字や緻密な仕組み、詳細が語られるシーンが無いということは、作品がそうゆうジャンルとして作られていないということです。受け入れるのが1番だと思います。
ちなみに私の1番の推しは、1993年スーパーメカゴジラです。あの鈍重感とハイパワーな戦闘、デザインはまさしく金属の塊って感じが大好きです。
熱意が溢れて、普段全くレビューをしないですが、思わず書き過ぎてしまいました。
1つのレビューをここまで読んでくれた方へ、感謝でございます。引き続き末永く、ゴジラを愛していきましょう。
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