圧倒的熱量がほとばしる大怪獣バトル。
ビルがありゃあとことん引きずり回し、隙を見せればバーリトゥードの選手の如く執拗に攻め立てフルボッコ。
激戦を繰り広げた二大巨頭の前に現れた禍々しい化け物の俊敏さと暴力にはヒリついた。
怪獣たちの文字通り、驚天動地の激闘の一方、
人間たちは彼らのためにチマチマとお膳立て。
コングを運搬し、人物の魅力を最小化。
ついでに心が揺さぶられない程度の伏線回収みたいなこともしてくれる。
世紀の戦いのために、トランス状態に陥り散っていった小栗旬の不甲斐なさを見てやってほしい。